画像: 【コラム】オールド・ハーレーオーナー必見! 是非覚えて頂きたいタペット調整術!!

タペット調整においての基本的な考え方=完璧な圧縮と完璧な排気を目指す!!

ハーレーのエンジン・フロント&リア共に [ 吸入 ⇨ 圧縮 ⇨ 爆発 ⇨ 排気 ] と、この行程を繰り返しており、それぞれのステージでのピストンの動きと共に、インテークとエキゾースト・バルブ、更にはタペットの動きも連動する。

この一連のメカニカル的な動作の状況を、それぞれのステージにおいて理解される事をまずはオススメさせて頂く。ピストンとインテーク及びエキゾーストバルブ、そしてタペットの動き方を承知していれば、タペットの調整をする際、臆する事無く作業に取り掛かれる事だろう。

完璧な圧縮と完璧な排気を目指す!

そして、タペット調整においての基本な考え方として【完璧な圧縮と完璧な排気を目指す!】を、どうか覚えておいて頂きたい。出先等々でプッシュロッド廻りのトラブルが発生した際など、この考え方をベースにすれば、問題に冷静に対処する事が可能である。

■ 用意する道具
プラグレンチ / 細くて長めのドライバー (ピストンの位置を確認する為に使用) / やや大きめのマイナスドライバー (プシュロッド・カバーを外す為に使用) / レンチ 1/2”×2本, 7/16″×1本。
※ 殆んどの場合、これらのサイズのレンチで対応可能。但し、使用されているタペットにより、レンチのサイズが異なる場合も有り。

タペット調整... では、いよいよその極意を伝授させて頂く。

まず、プラグとプッシュロッドカバーを外し、タペットの動きを見ながら……

1) インテークバルブが閉じた瞬間:エキゾースト側プッシュロッドを調整 = 完璧な圧縮。
■ 吸入が終わり、ピストンはこれから圧縮へと向かう=この時ピストンは下死点。

2) エキゾーストバルブが開く瞬間 : インテーク側プッシュロッドを調整=完璧な排気。
■ 爆発が終わり、ピストンはこれから排気へと向かう=この時もピストンは下死点。

この調整作業を、フロント及びリアのエンジンでそれぞれ行う。

上記 1) 2) それぞれの状態の時、ピストンの位置は下死点となるが、4ストロークエンジンであるハーレーの場合、 1回の行程(爆発)でピストンの下死点は2回来るので、念の為、上記調整をフロント&リア共に、念の為2回づつ行うのがベストである。

 

上記調整を行う際、ピストンの動きも同時に確認しエンジンのメカニズムも理解しよう! プラグホールから細いドライバーを差し込み、ピストンの位置を実際に確認して見て欲しい。但し、ドライバー操作は優しく。くれぐれもピストンの頭に傷等を付けぬ様注意!

最後に、プッシュロッドの調整加減であるが、油圧タペットの場合は指で回して比較的スルスル回る感じ… ソリッドリフターの場合、ちょっとキツ目な感じ。。。

そして、最終の確認作業をお忘れ無く!!

オールドエンジンの場合、エンジンそれぞれの状況や状態により、ヘタリ具合等様々であるので、
マニュアル的な数値が役に立たない場合も大いに考えられる。故、最終的な調整の可否は現場判断となって来る訳なので、調整後、まず実際に空キック等を行い、エンジンの圧縮具合を必ず確認して欲しい。そしてそれがOKの様であれば、次に試乗を行い、プッシュロッド廻りからの異音の確認、更には加速の状況、バックファイヤーの発生等を確認して欲しい。

油圧タペット、ソリッドリフター、プッシュロッドの方式、チューンドされたエンジン等々、古いハーレーのエンジンは仕様や個体差が様々であり、またこの周辺のトラブルは、将来的 (もしかする
とごくごく近い将来) に、エンジン全体に大きなダメージを及ぼす可能性も考えられるので、
最終的な調整や整備は、必ず行きつけのプロショップにて行う事をオススメする。

画像1: そして、最終の確認作業をお忘れ無く!!

画像2: そして、最終の確認作業をお忘れ無く!!

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